辺辺

a sight of Kesen103

           
   

         

         


ウニは、この辺りではカゼという。
見た目が栗そっくりなので漢字では海栗、海胆とも書くが、加工すると雲丹になる。
紫色の長いトゲで黄色の身が詰まったのがムラサキウニ。
茶褐色でトゲが短く、オレンジ色の身はバフンウニ。
これもまた見た通りそのまんま。
三陸沿岸で捕れるウニは、ムラサキウニが九割を占める。
食べているプツプツのところは卵や精子をつくる生殖巣の部分だ。
県北に行くと巣潜りで捕るところもあるが、気仙沿岸では箱メガネをのぞいてカギやタモですくう舟捕りが一般的。
ウニの口が開いた日は、岸壁は日陰を選んで仮設の作業場となる。
運がよければ「ほれ、一つ食ってみっか」とゴチに預かることも。
半分にした殻の中身は、とろけるような旨いウニ。
これをスプーンで食べると、磯の香りが口いっぱいに広がる。
おいしく食べるコツは、殻から出した後に海水で水洗いをする。
海水がない時は塩水でもいい。
これだけで風味がまったく違ってくるというからお試しあれ。
夏を告げるイベントとして定着してきた「大船渡長崎海岸ウニ・アワビまつり」が、今年も十日(日)に大船渡市赤崎町の海岸で催される。
浜から水揚げされたばかりの新鮮な海産物がてんこ盛り。
ウニ捕り体験やウニむき体験などが人気で、潮の香に触れながらのイベントとして今年も多くの人出で賑わいそう。
「ウニ料理には名人いらず、必要なのは鮮度だけ」。
新鮮なうちにナマで食べるのが一番。
熱いご飯の上に乗っけて食べれば、もう最高。
これさえあればおかずなんて入りません。




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Dr    大谷俊彦
イラスト  庄司暁子
デザイン 佐藤千香子

2005/7/3


OFUNATO SAITOSEIKA