辺辺

a sight of Kesen105

           
   

         

         


全国初の第三セクターとして脚光をあびた三陸鉄道が開業して早二十年がたった。
南リアス線(盛〜釜石)と北リアス線(宮古〜久慈)がJR山田線を介して全線つながっている。
中でも南リアス線は、リアス式海岸の眺めが美しいことで評判。
雄大な太平洋の大パノラマを楽しむことができる。
“海のアルプス”鉄道とも呼ばれる。
アイボリーホワイトに朱色のストライプ車体も三陸の青い海にマッチする。
海岸線を走るためトンネルの多いことでも有名。
多彩な表情をみせる岩肌と荒波を抜けると、潮風にそよぐ松林に波の静かな入り江が広がる。
変化に富んだ景色がまるでスライドショーのように車窓に展開する。
三陸鉄道の駅名には「綾姫(あやひめ)の里」綾里とか「藍の磯辺(あいのいそべ)」小石浜のようにキャッチフレーズがついていることは意外と知られていない。
起点の盛駅の愛称は「長安・長英」、陸前赤崎は「貝塚めぐり」、綾里「綾姫」、甫嶺が「鬼の大海」、三陸が「科学の光」、吉浜は「キッピンアワビの里」と続く。
それぞれ特色ある歴史文化をベースにしているが、小石浜駅は数十段もある高い階段を上らないとホームにたどり着かない。
津波の被害を最小限にとどめるためなのだろうか。
おかげでホームからの眺めはかなり良好である。
「藍の磯辺・こいしはま」の案内板に「眺め雄大!太平洋」の文字。
ホームから見下ろす越喜来湾の穏やかな入り江は、しみるように濃く明るい藍色の磯辺。
納得の景色がそこに広がっていた。






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著作 株式会社東海新報社
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Dr    大谷俊彦
イラスト  庄司暁子
デザイン 佐藤千香子

2005/9/4


OFUNATO SAITOSEIKA