辺辺
a sight of Kesen Q

            あだりほどり
   気仙・辺辺の四季


   秋サケ回帰



深まり行く北国の秋。
大船渡市を流れる盛川河口では川サケ漁今年も川サケ漁がシーズン入りした。
盛川漁協で先月下旬に設置した河口付近の川止め場には千匹を超すサケ早期群が回帰し、漁期本番の活気をみせている。
サケの回帰は、今年は昨年より二週間ほど早く旧盆すぎから始まった。
現在そ上しているのは四年前に放流した早期群が中心。
今季の出足は例年並みだが、そ上の数はまだ少なめという。
新巻きに代表されるように昔から庶民にとって馴染みの深い魚。
秋の産卵期にドッと群れをなして川に帰ってくるサケはアキアジ(秋味)とも呼ばれている。
川で生まれ、海で育ち、川に戻って産卵。
サケの稚魚が成長して母なる川にもどってくる神秘的な生態はまさに謎とロマンを秘めたドラマチックな回帰(怪奇?)現象だ。
いったいあの小さなサケの稚魚が生まれた場所をどのように記憶しどのようにして捜し出すか未だハッキリと解明されていない。
サケと付き合いが深い盛川さけますフ化場の木下弥重寿場長によると早いも採卵風景のは川に飛び込んだ瞬間、母川を記銘する。
「川の匂いや地形、太陽の角度など、人間には理解できないさまざまな要素があって、サケの稚魚を入れたタライの中に磁石を浮かべるとサケは決まって北を向く。
北に帰らなければならないという本能でしょうかね」捕獲作業は、河口から四百メートルほど上流に設置された仮設網で実施。
漁協組合員がそ上したサケを網ですくい、大型の魚篭(ビク)に入れ、小舟で生け簀まで運び込む。
水面に銀鱗を躍らす大型のサケとの格闘は巻圧。
ズッスリ重り網から生け簀に放されたサケは、さらに北の方向を目視して勢いよく網の中を泳ぎ回っていた。












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Dr    大谷俊彦
イラスト  庄司暁子
デザイン 佐藤千香子

98/10/04



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