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| a sight of Kesen44 |
あだりほどり
気仙・辺辺の四季
気仙いん石
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星がひとつ、空から落ちてきた。
流れ星に願いを込めるロマンチストたちもそれが目と鼻の先にドスーンと落下したらさぞかしビックリ仰天するだろう。
日本最大級の「気仙いん石」が気仙町の長円寺境内に落下して今年でちょうど150年目になるという。
お寺入り口の国道45号沿い、池のあたりに落ちたらしい。
いん石のほとんどは海に消えるか、地上につくまでに燃え尽きてしまうのに、発見しやすいところに着地するとはまさに天の恵みというべきか。
明治27年、このいん石を帝国博物館に献納した時135キロあったいん石が106キロまで軽くなっていた。
天からの贈り物だけにさぞかし霊験があろうと農民たちが競っていん石を掻き砕き農神や養蚕の神として家に持ちかえったからだ。
今日8月6日は、旧暦の7月7日。
「七夕さま」の日だ。
中国では牽牛星と織姫星が天の川をはさんで年に一度逢う日となっているが牽牛は農時を知る基準となり織姫はその名の通り養蚕の神といわれる。
今、そこには「天隕石降落之蹟地」と刻まれた宇宙鉱物でつくったような長くて平べったい石塔が建っているのでわかりやすい。
夏の日差しにキラキラ光るその石神はまるで七夕飾りの短冊のように池の中で揺れていた。
著作 株式会社東海新報社
0192−27−1000
FAX 0192−27−2154
Dr 大谷俊彦
イラスト 庄司暁子
デザイン 佐藤千香子
2000/8/6