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| a sight of Kesen59 |
三陸町綾里の野形というところに綾里不動滝がある。
右側が男滝、左側が女滝と呼ばれ、「いわての名水二十選」にも選ばれている。
約50メートルの高さから流れ落ちる男滝は、神秘に満ちた銘勝地としても名高く、すぐそばに祀られている五大明王のひとつ、不動尊は八月二十八日の縁日や元朝参り、旧暦の五月五日の節句などに、多くの参拝者で賑わう。
昭和八年発行の綾里村誌には『九十九曲峠の下に雄雌二瀑あり。直下五丈常に白糸を引けるが如し』とあった。
古老の話によれば、綾里の沿岸地帯には、合わせて四十八の滝があるといわれ、これらは海の上からでないと確認できない。
二年前、地元のカメラマンがこの言い伝えを確認したいと、船に乗って海側から海岸線をながめた。
確認できた滝は、大小じつに五十余滝はあったという。
気仙四瀑布(綾里、吉浜、高田、矢作)の中でも、綾里不動滝霊験あらたか。地元では「滝の水に浸すとケガが治る」「滝の水を飲むと健康になる」と言われ、参拝者のほとんどは、ポリタンクやペットボトル持参だ。
気仙地方にも各地に滝が点在し、その多くは銘勝地として、あるいは神話や伝説を秘めたる地として、地元の人々からも畏敬の念をいだかれているものも少なくない。
滝は古代から常に神話や伝説に彩られきた。
科学技術の進んだ現代においても、時折、地図にない滝の存在が確認されたりて、人々に話題を投げかけたりする。
そうしたことを考えると、滝は今もなお神秘なロマンのベールに包まれた、数少ない存在といえるだろう。
著作 株式会社東海新報社
0192−27−1000
FAX 0192−27−2154
Dr 大谷俊彦
イラスト 庄司暁子
デザイン 佐藤千香子
2001/11/18