辺辺

a sight of Kesen81

           
   

         

         


大船渡地方では、温暖な気候を生かして花き園芸の盛んなところ。
山あいの日頃市町上宿にあるJAおおふなと生産管理センターでは、パンジーなどの花壇苗や鉢花を一年通して生産している。
明るい日差しに包まれたセンター内では色とりどりのパンジーが咲き誇りハウスいっぱいに甘い香りが漂う。
パンジーの名はフランス語のパンセ(考える)に由来する。
それはパンジーのつぼみが下を向き、頭を垂れて物思う姿を思わせるからだという。
江戸時代に日本に渡来した時は、その花の形から「遊蝶花」と呼ばれていた。
年配者には三色スミレの名前がピンとくるが、今は黄、紫、白、ピンク、オレンジなど二十色以上あるとか。
だから花壇に群植すると美しさがいっそう際立つ。
シェークスピアーは「真夏の夜の夢」で、眠っている人のまぶたにパンジーの花汁を垂らすと、その人が目を覚ましたとき、最初に見た人に恋をするという喜劇を描いた。
「なまけんぼうの恋花」と呼ぶ紫色のパンジーだった。
ネーミングも面白いが「やってみる価値あり」と思うロマンチスト諸君。
ご愛嬌程度にお試しあれ。
JAでは産地地消で花の直売を計画しているという。
商店街の空き店舗を直売所に利用するアイデアもある。
商店街全体が「花のまち」になる日も夢ではない。
パンジーの出荷は、涼しくなるこれからが最盛期を迎える。










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Dr    大谷俊彦
イラスト  庄司暁子
デザイン 佐藤千香子

2003/9/7


OFUNATO SAITOSEIKA